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医療法人秋桜会

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_漢方随想

                        

夜尿症

 三月下旬は卒業、転勤などでなんとなく慌ただしい。でもその後に入学、花見などが続くせいか、楽しい慌ただしさが多い。
 この時期、小学校の入学式を待ちながら、チョッピリ不安な気持ちで過ごしている保護者の方がいらっしゃるのではなかろうか。不安の原因の一つが子供の御寝小おねしょう(夜尿症)である。
 排尿は神経系と内分泌系の複雑なメカニズムで営まれ、膀胱に尿が充満したかどうかを知るのは自律神経の働きである。一~二歳になると排尿をこらえることができ、四歳半ごろになると自分の意思で排尿を開始でき、途中で排尿を止めることができるようになるという。
 夜尿症は五歳児で一〇~一五%、一〇歳児で七%程度にみられ、どの年齢でも男子が二~三倍多い。夜尿症児の三~四%しか泌尿器系の病変はないので、夜尿症のほとんどは心配いらないものである。しかし現実には学校で宿泊学習などがあり、どうにかしてやりたいという気持になるのが現実である。
 夜尿症の漢方治療はその子供の体質の特徴、弱点を知って、そこを是正することで良好な結果を得ることが多い。 
 昼間は元気に遊び回り、夜ぐっすり眠って目が覚めない子供の夜尿症には葛根湯(かっこんとう)、麻黄湯(まおうとう)などが効果的である。このタイプは膀胱に尿が満杯になったのも気付かずに脳がぐっすり眠りこんだ状態といえる。そこで葛根湯、麻黄湯に含まれた麻黄が脳を適度に刺激して、目を覚まさせるのである。
 虚弱体質で血色が悪く疲れやすい子供の夜尿症は小建中湯(しょうけんちゅうとう)が有効である。このタイプは昼間も尿をチビリやすい。小建中湯は胃腸を強化して元気を回復させる薬で、まず体全体を整えれば夜尿症も改善していくだろうという作戦である。
 緊張したり母親に叱られたりしてその夜にもらすタイプは心身症的要素(ストレス)が強い。柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などが用いられる。


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